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ビタミンC誘導体を効果的に使うための選び方
元々ビタミンCはお肌に浸透しにくいので、これを人工的に浸透しやすくしたものがビタミンC誘導体です。
主に、ニキビやメラニンの蓄積を予防する効果があり、美肌を作る上で人気なので化粧水に配合されることも多いのですが、お肌に良いからと、何となく選んでいないでしょうか?
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濃度が高いほどお肌に効果的?
ビタミンC誘導体は、濃度によって使用感に違いが出ます。例えば3%を超える濃度で刺激が出る方がいます。
これは、ビタミンC誘導体に皮脂をおさえる効果があることから乾燥を招きやすいこと、また、あわせてお肌のバリア機能が低下して敏感肌になっているとも考えられます。

こういったことから、必ずしも濃度が高いほど効果的ということではありません。あなたの肌状態に合った濃度を選ぶことが大切です。長期的に使うなら、基本的に1%~3%の濃度の化粧水がお勧めです。
もし物足りない場合は、徐々に濃度の高いものに変えていくのがお勧めです。最初から高濃度のビタミンC誘導体を選ぶときは、よく考えてからにしましょう。
浸透力が強いほどお肌に効果的?
ここで重要なのは、ビタミンC誘導体が浸透しやすいといっても基本は角質層までです。中には、高機能化粧品など浸透力の強いものもありますが、その分ある程度のリスクがともないます。
お肌は通常、異物が奥まで入り込めないようになっているため、角質層よりも奥に侵入しようとするものを排除しようとします。その結果、炎症が起きます。

ですので、いちがいに浸透力が強いほど、お肌に効果的ということではありません。美容成分が奥まで浸透することによるメリットもありますが、敏感肌などの場合には少し注意が必要です。
記事のまとめ
・濃度や浸透力のレベルで、お肌に刺激になることがある
・長く使うなら一般的な濃度と浸透力のビタミンC誘導体
・物足りなければ徐々に濃度や浸透力の強いものに変える